生活

お酒と健康にまつわるよもやま話

「女子会」ブームもあり、女性がお酒を飲む事は当たり前といった時代となり男性顔負けの酒豪を自負する女性も多く、成人女性の7割以上が好んで飲酒をしていると言われています。

子供がお酒を飲むとなぜ悪い?

日本では20歳未満の未成年の飲酒が法律で禁止されています。世界でも多くの国で飲酒してもよい年齢や購入しても良い年齢に基準を設けています。多くの国で18歳以上、アメリカでは21歳以上とするなど子供がお酒を飲んではならないと法的に定められています。子供がお酒を飲んではならないと厳しく決められているのには理由があります。子供は体が十分に発達しておらず、脳や臓器なども未熟な状態です。アルコールは体内に吸収されると胃や腸から吸収され、多くは肝臓に運ばれ、分解酵素の働きで無害な物質へと変えられます。子供の場合、肝臓がアルコールを処理する機能が不十分であり、分解酵素を持たない為、アルコールは有害物質として体内に残存してしまいます。さらに消化器官から血液へ吸収され、血中アルコール濃度が高い状態となります。アルコールは血流により脳はもちろん全身へと運ばれます。子供の脳や体内の臓器や細胞などは、まだまだ発達段階であり、様々な支障をきたす結果となります。子供はわずかな量のお酒でも急性アルコール中毒となる危険が高く、「ちょっとぐらいなら大丈夫」といった甘い判断が命取りとなるケースもあります。子供や未成年にはお酒を飲ませない、与えない、買わせないを徹底する事が、お酒から子供を守る重要な防衛策となります。また、洋菓子など菓子類にもアルコールが含まれている物が多く、注意が必要です。ノンアルコールビールは子供はOK?ノンアルコールビールは発売とともに高い人気商品となり、今や各ビールメーカーからいろいろな商品が発売されています。飲酒運転撲滅の為にも役立つ上に、お酒が苦手という方にも高い需要がある商品です。本格的なビール通の方にも評価を得るなど、味、香りともに高いクオリティーの商品が増えており、今後ますますノンアルコール人気が高まると言われています。ノンアルコールビールはソフトドリンクみたいなものだから子供が飲んでも大丈夫と思っている方も多い事でしょう。ノンアルコールビールには、完全にアルコールがゼロの物と1%未満の物があります。完全にゼロのものは未成年者が飲んでも法律的に問題ないと言えますが1%未満の物はアルコールが含まれている商品の為、子供が飲む事はできません。法律的にアルコールゼロの物であっても、子供や未成年者へは飲ませるべきではないと言われています。あくまでもお酒が飲める成人を対象とした商品である事に加えて、ノンアルコールビールを飲む事で本物のビールへの欲求が高まるといった危険性が考えられます。本物のお酒類への抵抗感がなくなるといった危険性もあり、通常のソフトドリンクとは大きく違う商品であるとの認識を広く普及させる事が必要とされています。飲食店は販売店の中には、未成年者への提供や販売を見合わせる店も増えており、周囲の大人も子供や未成年者へ与えないようにするべきと言われています。

妊婦さんの飲酒は?

「女子会」ブームもあり、女性がお酒を飲む事は当たり前といった時代となりました。ワインはもちろん、日本酒やビール、焼酎、ウィスキー、ブランデーなど様々なお酒を飲む女性も多くいます。男性顔負けの酒豪を自負する女性も多く、成人女性の7割以上が好んで飲酒をしていると言われています。2000年に発表された東京都の調査では、妊娠中も飲酒をした女性が18%以上もおり、週に三回以上飲酒していた妊婦は1%以上いる事が分かっています。古くから妊婦さんがお酒を飲むとよくないと言われていますが、なぜよくないのかといった理由について、まだまだ認識度が低い傾向にあります。アルコールがお腹の中の赤ちゃんに与える影響としてよく知られているのが、未熟児が多い、流産しやすいなどです。さらに近年では、少量のアルコール摂取でもお腹の中の胎児に悪影響を与える事が分かっています。これは、胎児性アルコール症候群と呼ばれます。胎児性アルコール症候群の主な症状として、生まれてきた子供に発達障害、行動障害、学習障害などが見られます。さらに特有の顔貌、小奇形などが現れるケースもあります。胎児性アルコール症候群は妊婦がお酒を飲まなければ100%予防できるとされています。

お酒を飲むと「いびき」がひどい

普段、いびきをかかない方でもお酒を飲んだ夜はひどいいびきをかく事が多いと言われています。お酒を飲んだ量が多ければ多いほど、いびきも酷くなりやすいと言われており、飲酒がいびきの原因の一つとなります。これは、アルコールを摂取した事で、筋肉の弛緩する事で起こります。上気道の筋肉が落ちて気道が狭くなる事でいびきもひどくなります。さらにアルコール摂取により血行が良くなり、鼻腔の血管も膨張し、鼻腔の粘膜が晴れたような状態となります。これにより、気道が狭くなり、いびきがひどくなります。お酒を飲んで寝た時に気を付けなければならないのが、弛緩した舌が上気道につまって一時的に窒息するケースです。寝酒が無呼吸症候群の原因となっているケースも多く見られます。お酒は寝る数時間前までとし、寝る直前に飲むのは避けた方が良いと言われています。いびきは気づいていない病気が原因で起こっている可能性もあります。お酒以外の事が原因でいびきがひどくなっている可能性もある為、気になる場合は専門医に相談すると良いでしょう。ひどいいびきは家族など周囲への迷惑をなっている事も多くあります。自分では気づきにくい事も多く、周囲の協力を得て、治療や改善を行うと良いと言われています。一人暮らしの方の場合は、寝ている間のいびきを録音してみるといった方法もあります。

酒と血糖値の関係とは?

健康診断で血糖値の数値が気になるという方も多いでしょう。特にお酒好きの方にとっては、アルコール類が血糖値の数値にどのように影響を与えるのか知っておきたいところです。一口にお酒と言っても様々な種類が有りますが、大きく分けて醸造酒と蒸留酒とがあります。ビール、ワイン、日本酒などの醸造酒は糖分を含む為、血糖値を上げやすいとされています。一方、焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は製造過程で糖質を排除します。その為、蒸留酒を飲んでも血糖値を上げる事はありません。しかし、お酒の糖質だけが血糖値に影響を与えるとは限りません。アルコール濃度やインスリン分泌など様々な事柄が関係してきます。また、お酒と一緒に食べるつまみや食事が大きく影響を与えている場合も多いとされています。偏食や暴飲暴食などは肝臓への負担も大きく注意が必要です。最近では、お酒を適量飲む事で血糖値を下げる効果があると言われています。これは、肝臓がアルコール処理を最優先事項とし、糖新生が抑制される為とされています。さらに適量のアルコールがストレス解消につながる場合、ストレスによる血糖値上昇に効果的と言われています。適量を適度に、休肝日を取り入れながら楽しんで飲む事は、健康維持に役立つとされています。

酒と肝臓の関係とは?

お酒と肝臓は深く関係しています。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が無いまま、病気が進行してしまう事が多い為、定期的な健康診断などにより注意が必要です。肝臓のトラブルや病気の原因の一つにお酒があり、飲み過ぎには十分に注意しなければなりません。体内に摂取されたアルコールのほとんどが肝臓へ運ばれ、肝臓の酵素による働きで「アセトアルデヒド」という物質に分類されます。「アセトアルデヒド」は人体にとっての有害物質で最終的に水と二酸化炭素に分類され体外へ放出されます。しかし、大量にお酒を飲むとアセトアルデヒドも大量に作られます。これにより頭痛や吐き気、二日酔いなどが起こります。さらにいてアセトアルデヒドは肝細胞を傷つけ、脂肪の分解を抑制します。これにより肝臓に中性脂肪が蓄積され、肝脂肪を引き起こしてしまいます。お酒の飲み過ぎによる肝臓トラブルで多いのが、脂肪肝、アルコール性肝線維症、肝硬変などでさらに深刻な肝障害を引き起こしてしまう可能性もあります。症状が分かりにくい肝臓のトラブルですが、疲れやすくなる、食欲不振、吐き気がする、酒に弱くなった、飲みたくなくなった、白目部分が黄色くなる、お腹が張る、手のひらや顔が赤くなるなどの症状が現れたら注意が必要とされています。

酒と尿酸値の関係とは?

お酒を飲む方にとって健康診断で気になるのが尿酸値です。尿酸はプリン体の事で、ビールなどアルコールにも含まれています。尿酸値が高いまま放置すると痛風になりやすいと言われています。また、肝障害、腎臓結石などになりやすく、脳卒中や狭心症などの病気になる確率が高いとされています。尿酸が過剰に増える原因にはいくつかありますが、アルコールの過剰摂取も大きな原因の一つとなっています。プリン体と言えばビールといったイメージですが、どのような種類のアルコール飲料もエタノールの代謝が伴い、結成尿酸値を上昇させます。ビールは他のお酒に比べてプリン体の含まれる量が多く、特に取り上げられる事が多い傾向にあります。尿酸値の上昇を予防する為には、飲み過ぎない事、毎日お酒を飲まないなどが効果的です。加えて、近年増えているプリン体の少ないアルコール飲料を選ぶなども良いでしょう。十分な水分摂取や日頃の食事に気を配る事も尿酸値の上昇予防に効果的です。お酒好きにはグルメ好きが多く、肥満になる確率も高くなります。肥満は尿酸値上昇の大きな原因となる他、さまざまな病気を招く可能性が高い為、注意が必要です。適度な有酸素運動を行う、食欲や飲酒意外のストレス発散方法を見つけるなども積極的に取り入れたい方法です。